
薄毛の悩みを持つ人に人気の育毛剤チャップアップですが、口コミやレビューを見ていると中には「効果がない」という感想が見られることも。
返金保証が付いていることもあり、気軽に購入しやすい商品ではありますが、チャップアップがカバーできる範囲を誤解していると効果が思うように出なくてガッカリ…ということもあり得ます。
そこで今回は、チャップアップを使っても効果が得られないのはどんな人なのか、その特徴をご紹介します。
Contents
チャップアップにはちゃんと有効成分が配合されている


薄毛の治療で主に使用される医薬品は、育毛効果を持つミノキシジルと抜け毛防止効果を持つフィナステリドですが、チャップアップにもこの2つと同じような働きをする有効成分が含まれています。
チャップアップの育毛剤に含まれる海藻成分M-034には育毛促進効果、サプリメントに含まれているノコギリヤシには抜け毛を防止する効果が期待できます。
つまり、医薬品ほどの強い作用はないチャップアップではありますが、薄毛に対抗できる成分はちゃんと含まれているのです。
チャップアップが有効な薄毛と効かない薄毛
いろんなサイトで高く評価されているチャップアップの口コミに混ざって「効果がない」と言った感想も中には見られますが、これは「チャップアップが有効なタイプの薄毛」と「チャップアップが効かないタイプの薄毛」があるからです。
また、それだけでなく使用方法や使用期間などを間違えているケースもあります。
チャップアップの効果が期待できる薄毛

M字ハゲ
額がだんだんと後退していくM字ハゲですが、生え際の毛根がまだ残っている場合にはチャップアップの効果が期待できます。
毛根がなくなるまで進行してしまった薄毛は、そもそも髪の毛を作り出す組織がなくなっているということなので、チャップアップに限らず、いくら育毛剤を使用しても効果が得られないことが多いです。
初期の薄毛
先ほどのM字ハゲはもちろん、頭頂部や後頭部の薄毛など「最近抜け毛が増えたな」「ボリュームがなくなって来たな」というように、薄毛になり始めの方にはチャップアップの効果が期待できます。
少しでも頭髪の変化が気になり出したら、すぐに対策し始めることが大切であるのがよくわかります。
チャップアップの効果が得られない3つの理由
①チャップアップ使用期間が短い

チャップアップの効果がなかったと言われる理由の1つに、使用期間が短く、効果が出る前にやめてしまったというものが多く見られます。
そもそも健康的なヘアサイクルであっても、3〜5年の「成長期」(全体の80〜90%)、成長を終えた髪が2〜3週間かけて自然に抜けて行く「退行期」、髪の毛の成長が3〜4ヶ月とまり、毛根が次の成長期に向けて休む「休止期」と、かなり長い時間をかけて回っています。
つまり休止期にある髪の毛が、新しい髪に押し出されて抜けて行き、新しく生え変わるまでには最低でも3ヶ月は必要で、頭皮環境が乱れている薄毛の人はそれ以上に時間が必要だということです。
②使用方法が正しくない

チャップアップ公式サイトに紹介されている使い方は以下の通り。
・シャンプー後に全体を十分に乾かす。
・頭皮全体にチャップアップを塗布。(30プッシュ約40ml)
・頭頂部と側頭部を重点的に、指先で頭皮を押し込むようにマッサージ。
特に、シャンプーをしっかりとすることによって、皮脂やホコリなどを取り除き、毛穴からチャップアップを浸透させやすくすることはとても大切です。
また、チャップアップには血行促進成分も含まれており、入浴で温まった後にマッサージとともに塗布することで、栄養を行き渡らせる力が大きくなることが期待できます。
③AGA以外が原因の薄毛

チャップアップが効かないと言われる理由の3つ目が、AGAではない薄毛の人が使用していることです。
AGA以外の脱毛とは、円形脱毛症や病気などによって引き起こされるもので、メカニズムが全く異なっており、その原因にチャップアップなどの育毛剤では対応できないのです。
AGAと脱毛症などの薄毛の違いについては、次の項目で詳しく説明したいと思います。
AGAと円形脱毛症の違い
AGAの原因

AGA(男性型脱毛症)は、思春期以降に見られる脱毛症の症状です。
AGAが起こる原因として、男性ホルモンが5αリダクターゼという物質に反応してDHT(脱毛司令を出す因子)に変化し、脱毛を誘発してしまいます。
その結果、頭頂部や額の生え際などが少しずつ脱毛していき、薄毛になってしまうのです。
円形脱毛症の原因
円形脱毛症は、性別や年齢に関係なく見られる脱毛で、頭皮に円形の脱毛部分が見られるようになります。
「自己免疫疾患」が主な原因とされ、ストレスなどでも引き起こることがあるようです。
このように、同じ脱毛でも引き起こるメカニズムが違うので、AGA対策に作られたチャップアップは、円形脱毛症や毛根が潰れてしまっている人には効果がないのです。
チャップアップが効くまでにかかる期間

チャップアップの効果が得られない理由でも触れましたが、ヘアサイクルを無視して短期間で髪を生やすことは出来ません。
チャップアップを使い始めてから効果が出るまでの経過は具体的にどのような感じなのかを見ておくと、途中で挫折せずに続けやすいかもしれません。
使用から1ヶ月
毛髪がヘアサイクルの休止期を終え、次に新しく生え変わってくるまでに3〜4ヶ月の期間が必要ということを考えると、1ヶ月程度で効果が出るということはありません。
育毛剤より作用の強い医薬品でのAGA治療でも、最低3ヶ月間、通常でも半年以上はかかると言われていますので、当然ですよね。
多くの育毛剤についている返金保証の期間が30日前後であるのは、「1ヶ月間で自分の頭皮に合うかどうかを確かめてください」という意味合いですが、「1ヶ月で効果がなければ返金できる」と誤解している人も多いようです。
※チャップアップは定期便購入の初回購入分は永久返金保証が付いてきます。
使用から半年
チャップアップ使用から半年継続すると、小さな変化ではありますが、少しずつ効果が現れる人もいるようです。
「フケやかゆみがなくなる」「抜け毛が以前より減る」など、頭皮の環境が整っていることがわかる変化が多くみられます。
この時期に全く効果が出そうにないという人は、使用をやめてみてもいいかもしれませんね。
使用から1年
1年経って効果が出る人は「髪にコシができる」「髪が太くなりスカスカだったのが目立たなくなる」など、髪の成長が実感できる時期です。
育毛剤を使って薄毛の対策をするためには、しっかりと毎日継続してヘアサイクルを整えることが大切です。
1年ほど使って全く効果がない、または薄毛が悪化しているという人は、育毛剤では限界があるレベルまで進行している可能性があるので、専門の病院でしっかり治療を受けることをお勧めします。
チャップアップが効く人と効かない人まとめ

・半年以下しか使用していない
・使用方法を間違えている
・AGA以外の薄毛や、進行しすぎた薄毛
AGA以外の薄毛や、毛根がなくなってしまった薄毛などは、専門の治療が必要ですが、チャップアップは頭皮環境の改善や薄毛の対策には向いています。
チャップアップの公式サイトには、正しい使い方も詳しく解説してくれていますので、使い方や使用量をしっかりと守り、チャップアップの本来の効果を引き出してみてはいかがでしょうか?